不審には思ったものの、気になってしまう。
デカルトが言うあの女は、きっとダリアさんの事だろう。
ダリアさんと話したのは、私の部屋の直ぐ近く。
渡り廊下の辺りだ。
あまり良い予感がしなくて、足早に部屋を出た。
「…っ!!」
角を曲がったとき、目に飛び込んだ光景に私は言葉を失った。
嘘…そんな事ある筈無い…。
どうして…?ルイス…。
どうして…ルイスが―――
「リリス!!」
私の気配に気づいたルイスが、後ろを振り向いた。
ルイスの顔は、なにやら焦っている様に見える。
その隣に居るダリアさんは、満足げに笑みを浮かべてこちらを見ていた。

