彼女の居場所は、此処には無い。
ルイスがダリアさんを好きになるなんて、絶対にあり得ない。
ギリっと唇を噛み、ドレスの裾をギュッと握った。
――ゴロゴロっ!
私の感情に比例するように、雷が激しい音をたてて鳴り響く。
薄暗い部屋。時折白い光で光る。
その私の顔は…きっと嫉妬に歪んで居るかもしれない。
これじゃ、ダリアさんと同じじゃない。
気分転換に、シーラ達と話をしよう。
このまま一人で居たら、どんどん悪い事を考えてしまいそう。
そんな自分が嫌。
こんな感情が生まれるのは、私の中にデカルトが居るから。
彼が私に不の感情を齎しているんだ。
いつの間にか、都合のいいように全て彼せいしにしている自分がいた―――。

