「シーラ、あの…」
なぜかデカルトを庇う様な仕草をしてしまった。
『フッ…今日はこの辺にしておこう。』
デカルトはそういうと、スッと姿を消した。
少しの間、部屋が沈黙に包まれる。
「リリス、デカルトを庇ったように見えたけど、気のせいかしら?」
「ぇ…いや…その…」
確かに、庇うような行動を取ってしまった。
「いい?アイツに何言われたのか知らないけど、敵だという事を忘れないで」
「うん、それは分かっているの。来てくれてありがとう」
ぎこちなく笑って、御礼を言う。
「ええ。何もなくてよかったわ」
上がった息を整えながら、シーラも私に笑顔を向けた。
「嫌な気配を感じたから、急いで来て見たのよ。」

