目を伏せながら言った。
私が悪いの。ルイスはただ優しいだけなんだから。
『俺なら、お前に気を使わせることなんてしないぞ』
スッと頬に添えられる手。
「ぇ…?」
パッと顔を上げて、デカルトを見た。
『あんな男など忘れて、俺と共に居ればいい。
こんな国滅ぼして、お前の望むままの国を作り直してやるぞ?』
そう話す彼の顔は、やはり傲慢な笑みを浮かべたままで。
しかしその笑みは本当に綺麗で―――。
これが人ならざる者の美しさなのかと思う。
しかし、その笑みの裏に見えるような気がするの。
どこか寂しそうな…悲しそうな表情が…。

