「…分かってるよ」 でも、それは違うと思う。 あの人は不安なんて全く抱えてない。今、彼女の城に帰っても大丈夫なくらい元気だ。 そもそも、ここにきた時からたいして思い病気でもなかったのに。 彼女にルイスの優しさが少しでも向いてしまう故の、 私の中に渦巻く“嫉妬”―――― 早く帰って欲しい。ルイスの視線が…優しさが…気持ちがダリアさんに向くのが嫌で仕方なかった。 ―――――――― 「はぁー…」 部屋に戻って、溜息をつく。 私ってなんて嫉妬深いんだろう。