具合が悪いと言っているダリアさんを、本当は心配してあげなくちゃいけないのに。
私にはそんな余裕なかった。
「あの…ダリアさん。お話相手なら私にも出来ますよ?
ルイスは忙しいでしょうし…体調が優れないのなら私が見ることも出来ますから…」
「…から、何ですの?」
私が口を挟んだ事が気に食わなかったのか、睨みながら言ってきた。
ルイスからダリアさんの顔は見えない為、彼女がどんな顔をしているか気づいてない。
さっきまで猫の様に媚を売っていたのに、この変わりよう…。
私への接し方が変わったことに、やはり確信がもてる。
「…ですから…その…あまり…」
ルイスと仲良くしないで。なんて言えない…。
「ダリア、もう止めないか。リリスも困っている。
俺を気遣ってくれたんだろう?ありがとうリリス」
フッと目を細められて、頬をそっと撫でてくれた。
暖かくて、大きな手。

