それに、もう一つ。
私の気分を悪くすること。
「ルイスは本当に優しいわね~。いつも私に声をかけてくれるし。
もしかしたら、貴方よりも私の方が仲がいいんじゃなくって?」
少しずつ…少しずつ、ダリアさんの言葉が突き刺さるようになってきた。
もしかして、これがダリアさんの本性だったりして…。
「はぁー、もっとルイスと話がしたいわぁ。
ふふっ、あわよくばまた婚約相手としてみてくれないかしら~。
あ、でもリリスさんがいるから駄目ね~。
ほんと、あなたが羨ましいわ~」
頬杖を付いて、ボーっとしながら喋るダリアさん。
その言葉は私を傷つけるのには十分過ぎる。
「…私、ちょっと席をはずしますね」
「あら、そう?ではまたね」
そういってニコッと笑いかけられた。
それに笑顔…とは言えず、苦笑いを浮かべる。
早足に部屋に戻った。

