「フフ…あの子は直ぐに顔にでるんだから。
本当に分かりやすい子。あの子の心を壊すなんて、案外簡単に行きそうね。
…あの子がいるから、私はあの時ルイスに嫌われてしまったのよ。
あの子がルイスに嫌われれば、ルイスは私を見てくれるっ!
フフ…アハハっ…。早く消えてくれないかしら」
顔に不敵な笑みを浮かべながら、そう独り言を呟く。
「…ダリアさん」
「あら?シーラさん。ごきげんよう」
パッと顔に笑顔を浮かべて、シーラに向けた。
「別に聞くつもりは無かったんだけどね。さっきの話聞いちゃったんだ。
あまり、リリスに力の話はしないでくれる?
あの子は顔には出さないけど、傷つきやすいんだからさ」
「ごめんなさい。私、そんなつもりは無くってよ?
でも、リリスさんには悪いことを言ったみたいね。これからは気をつけるわ」
目を伏せて、反省したように俯く。
「ええ、そうしてくれると助かるわ。
言いたいのはそれだけなの。これで失礼するわね」

