少なからず、私が今ここに居る所為で病気になっている人や、不幸が起きている。
ただ、私が知らないだけ…。
私は何も知らずに、ただこうして毎日を過ごしている。
苦しんでいる人が居るはずなのに。
なんてもどかしい。
「あら…何か不味いことでも言ったかもしれないわね?
ごめんなさい」
困ったように、ダリアさんは慌てて私に声をかけた。
「ぇっ!?あ…大丈夫ですよ?
気にしないでください。私、ちょっとお部屋に戻りますね!」
顔に笑顔を浮かべながら、その場を離れる。
ダリアさんは悪気があって、あの話をしたんじゃないもん。
ダリアさんは何も悪くない。
でも、やっぱりあの話はして欲しくないな…。

