あの人に合いたくない。
きっと今でも、彼女はルイスが好きだろう。



私との仲を、良くは思ってないはず。
また何されるか分からないし…。



でも、それは私に決める権利はない。
ここは王様のお城。

私には我侭言える身分じゃないもの…。



今までだって沢山迷惑をかけているし、これ以上我侭言って居られない。



「父上、俺は反対ですっ!別にこの城でなくても、その辺の宿に泊まれば済む話でしょう?!」



宿って…一国のお姫様を宿には…流石に出来ないでしょう…。



「ダリア自身の希望だそうだ」



「しかしっ!リリスが「ルイス、私大丈夫だよ?」」