ゾッと背筋が凍るほどに綺麗な顔立ちをしていた。
「貴方が、デカルト…?」
『あぁ、そうだ。』
そういってまた妖美に微笑む。
でも、ルイスには敵わない。そんな笑みを見せたって、何も感じるものは無い。
『お前は普通に過ごせる日が来ると思っているのか?』
一歩踏み出し、私の顔に近づいてくる。
私は彼を睨み続けた。
『少なくとも、俺がお前に憑いている限り無理だろう。
それに、あの男となんて平穏に過ごさせてなんてやらない。お前はこの国を滅ぼす為に居るんだぞ?』
「何度も言っているでしょう!私はそんな事しない!誰も傷つけたりしない!」
ギュッと手を握り、声を荒げて言い返した。
『なんど言っても分からないんだな?この国を滅ぼせば、すべてはお前のものになるんだぞ?誰もお前は傷つけない。不安なんて抱えずにすむ。』

