しばらく抱き合っていた後、またダンスを再開する。
「…あれが破滅の女神ですか。恐ろしいくらいに美しい」
「あぁ、シーラ様も美しいが、彼女はまた別の美しさがある」
まさにシーラが光なら、リリスは闇の美しさ。
すべてを魅了させるような、彼女の瞳は鳥肌をも立たせる。
漆黒に染まった髪と瞳も…。
怖いくらいの彼女の美しさを引き立てていた。
「ねぇ、ミーヤ。リリスもなんだかんだ言って注目されてるわね」
ダンスを踊り終わったシーラが、ミーヤの所に移動した。
何人もの人からダンスに誘われ、疲れた様子だ。
「そうですね、私も見ていて思いました。
怖いくらいに…尋常じゃない美しさを放っています」
「そうよね、この会場に入ったとき、何人の人が彼女に息を呑んだことか」
「それはシーラ様も同じです、今も沢山の視線を集めているじゃないですか」

