* * * * 「凄いわね」 ボソッと隣でシーラだ呟いた。 パーティーの華やかさに圧倒されてしまう。 途中でミーヤは仕事があるから分かれたので、今は二人だ。 「あまり人ごみは好きじゃないのよね」 そういって苦笑いを浮かべるシーラ。 「そうだね、私もあまり得意じゃないな」 着飾って愛想笑いを浮かべる貴族達。 偽りの仮面を被った人たちが集まる舞踏会は、何度行っても慣れることが出来ない。 込み合う人たちの間を抜けながら、私たちはソファーに座る。