「美夏、いいの?」






「なにが?」






「怜於くん、ラブホ行くんだって」





「・・・いつものことじゃん」






あたしの親友、捺(ナツ)ちゃんは
あたしに聞く。





捺ちゃんは、あたしが怜於のこと
好きだって知ってる。






「知らないよ~。あの子と怜於くんが
 えっちなことしても」






「っ・・・・」







「まぁ、とりあえずあたし達は
 帰ろう~」






「うん、そうだね」