過去。それは…忘れられない¨物¨。


過去の隅っこで、止まり続けていた私を、連れ出してくれたのは……





馨『お前が、¨大好き¨だから。』




伊藤 馨。先輩

何度も、何度も、離れた。
でも、やっぱり……大好きなのは、、、

馨。



2ヶ月前


優芽「嘩梛ぁ~!」

嘩梛「何っ!?」

優芽「何かぁ、1年1組の笹木 健博が、嘩梛の事、好きらしいよ。」

嘩梛「はぁ?たけちゃんが?」

優芽「うん。そんな驚くことじゃないでしょ。嘩梛の事好きな奴なんか、5人以上居るよ。」

嘩梛「そうなの?」

優芽「うん。」

嘩梛「そうなんだ。」

優芽「嘩梛自身はさぁ、好きな人、居るの?」

嘩梛「う~ん…。」





2-1 教室


真吾「馨ぅ~!教えろよ。好きな奴。」

馨「何でだよ。つか、いねぇー」


-馨の内心-

『いねぇー』とか言ってるけど、、、

実はいる。1年に… 会いたいなぁ、、、
真吾達と、遊びに行くか。




馨「真吾達、1年教室に遊びにいかねぇ?」

真吾達「いいよぉー」




1年教室


1年女子「2年生じゃんっ!」


優芽「どうなのよぉ。嘩梛ぁ~。2-1の誰?」

馨「心/2-1?」

嘩梛「2-1の……¨伊藤 馨先輩。¨」
馨「俺?嘘だろ。両想いだったんだ。」





次回予告 第2話


『気持ち』





馨『お前が…¨大好き¨だから。』









お楽しみに