背中。 壱 (更新中)


いきなり怒鳴った私にユウコは
怯えたようにしてすぐに
タバコとライターをくれた。

「………ありがと。」
小さくそう言って私は路地裏の方に
走り出した。


あのメールを見た絶望感を
早く消したかった。


すぐに消えないってわかってても
消したくて………

走ってたんだ。