いきなり怒鳴った私にユウコは 怯えたようにしてすぐに タバコとライターをくれた。 「………ありがと。」 小さくそう言って私は路地裏の方に 走り出した。 あのメールを見た絶望感を 早く消したかった。 すぐに消えないってわかってても 消したくて……… 走ってたんだ。