お互いのプレゼントに、満足した私達はそのあとも楽しく食事した。
何度も何度も、ありがとうって言った。
その度ダイは、あぁとか良かったなとか返事をしてくれた。
こんなに、愛されていいのか?
不安になるぐらい幸せ。こんな幸せ、人生で初めて。
「髪乾かさないの?」
私の後にお風呂に入ったダイは、上がったばっかりで濡れたままビールを飲んでる。
濡れたら、少しくせが強くなる髪。
それが、可愛いって思う。
「短いから、そのうち乾く」
風邪引かないでねと付けたし、ベットに腰かけた。
ダイの耳には、私があげたピアスがついてる。シルバーのピアスは、ダイが付けるともっと素敵に見える・・・。
完全にダイ中毒だ。
ビールをテーブルに置き、隣に腰掛けてきたダイ。
「サクラ」
「ん?」
振り向くとそこには、思ったよりダイの顔が近くにありドキっとする。
すると、すぐに腰を捕まえられ引き寄せられた。
もっと、近くなったダイにもっとドキッとする。
視線が重なりあって、フッと口角あがったと思ったらその唇は私の唇と重なってた。