ダイの家に着きいつものように、インターホンを押す。
いつもと違う自分に私が緊張してて、なんだか笑える。
中から聞こえる足音。
ーーーーガチャ
「・・・ッサク・・・ラ?」
まるで、放心状態の様に固まっているダイ。
え・・・?そんなに、似合わなかった?
「・・・おはよ?って、もう夕方か」
「・・・」
「・・・」
「・・・ダイ?聞いてる?固まってるけど・・・あ、やっぱり変だよね?」
苦笑いしながら、自分の服を見る。
苦笑いしてみたけど、尚も放心状態のダイ。
「・・・ッィ」
「ん?」
「ヤバい、サクラ超やべぇ」
やっと、笑った。くしゃって、私が好きな笑い方。
ん?なにが・・・?
「なにが、やばいの?」
「なに、その格好!髪型もじゃん。やべぇよ、超可愛いから」
え?まじ?今、可愛いっていった?
お世辞じゃないよね?
・・・そんな事、考える間もなく私はダイの腕の中に居た。
そんなに、強く抱きしめられたらせっかくの髪型が・・・ってぐらい、抱きしめてくるダイ。


