背中。 壱 (更新中)


「・・・っん」

・・・・・・またか。
また、同じ夢を見たのか・・・。

今日は、良い夢の方だったからまだいいか・・・。
ふと、時計を見ると8時25分。


ちょっと、起きるのが早かったのかもしれないけど準備に気合いを入れるからいいか。
起き上ろうとする前に携帯を開いた。


受信メール一件


その、メールはなんかのサイトからのメールで誰からもメールの来てない携帯が、さみしく感じてしまった。


今日も、あの人に抱きつけなかった。
その前にたどり着けなかった。

あの人が、あの背の高い人が誰なのかは分からない。
でも、なんとなくその人であって欲しいって人はいる。

顔が分からないから、夢の中でも分からないまま・・・。


その人に、1度会ってみたい。




冬休み初日の朝、外を見ると雪が薄っすら積もっていた。
なんとも、良い感じの積もり方じゃん。
夢にまでみた、ホワイトクリスマス・・・じゃなく、クリスマスイブ。


自分の部屋を出ると、すぐ見える玄関に私のローファー以外に靴がない事から、今この家には誰もいないことが判明した。


朝から中学生の娘1人にして、どうゆうことよ?・・・なんて思う筈もなく、それが当たり前として過ごす。