背中。 壱 (更新中)


ドキドキして眠れない…なんて乙女心はなく
服選びに使った、体力が相当だったらしく、すぐ眠りについてしまった。



………その日夢をみた


最近…いや、物心ついたぐらいから時々見る夢。


それは、2つのパターンがある。
簡単にいえば‘悪い夢‘と‘良い夢‘


今日は、良い夢の方だった。

良い夢はよく解らないけど、心地の良い感じ。
小さい頃の私が、白くなにもない世界にいる。手には、今でもあるクマのぬいぐるみ。


生温かい空気の中、誰かに声を掛けられる。
「…クラッ?サクラ…」


その声は、優しい声で私を包み込む感じ。
どこか安心感がり、落ち着く……。

声の方に振り返ると、そこには背の高いスーツを着た人がいる。


「サクラおいで?」

優しい声で言う男の人に、小さい私は飛びつく。
何回同じ夢をみても、同じことをする。



……あと、少し……あと少しに所で、目が覚める。