でも答えなきゃって脳が判断したみたいで、口は自然と開いていた。
「…と、友達がそこの商店に行ってて待ってるんですけど……タバコ吸いたくなって……表通りじゃ人の目とかあるので……一応路地裏で吸おうかな~って……」
嘘が一切なく、コレが事実な訳で…って何でこの人にこんな事話しかけててるんだろ~?って、また思ってしまう。
「……ここはお前みたいなのが来るとこじゃねぇ」
「…はい」
「ましてや、中学生のお前が呑気にタバコなんて吸ってたら危ないめに合うぞ」
「………」
「てか、俺からの忠告だけど14のお前が今から、んなもん吸ってたら将来後悔すんぞ」
「……はい」
どうやらこの方は相当正義感が強いのか、久し振りにお説教だれてるみたい。
とゆーか、私が嘘なく答えた話はどこいったの?


