笑うと細くなるダイの目が私は好き。
子供みたいな顔で笑うダイも好きなんだ。


ダイは私の彼氏ーーー。

私が中3だから2個上の高2。白い肌に似合う焦げ茶色の髪をしている。
クセのない髪質に憧れを感じる程真っ直ぐでサラサラなんだ。

ダイとは1ヵ半月程前の11月に出会った。
夜遊びを覚えたてぐらいの私にあの空き地のような所で、私に声を掛けてきた。


最初は、若干人見知りの私にとってあまり喋れなかった。けど、何回も話掛けられるうちにダイの暖かさに惚れていったんだ。


出会ってから恋人の関係になるまでの時間は短かった。でも、本当は寂しがり屋の私をいつも暖かく接してくれるダイ。
だから私はダイを信用している。
そして愛している。


ダイは一人暮らしをしている。
付き合いたての頃に“親は?”って聞いたら“いるけど会ってない”って言っていた。

………その時少しイライラしたように言っていたから私はそれから、そこについては触れていない。

ーーーダイは余り自分の話をしないかもな………