背中。 壱 (更新中)


今までやったことのない、不良少女を演じるのは楽しい。もう、アユミの肩を持ってたのがどこかに飛んで行くぐらい。



私は自分の席を立ち、出口の方へと向かった。



立ち上がった瞬間気付いた。
全生徒が、私を見ていた。仲のいい子は、まじかよ・・・の顔。ユウコみたいな悪仲間は、笑ってるし。


もう、引き返せないと確信した。
堂々と出口へ向かって歩いていると、出口にはもう何人かの先行が怒った顔と、困惑した顔を作りながらそこにいる。



すると「お前よくやるなー」と、後ろから声がすると思い振り向けば、いつからか起きていたユウヤがニコニコした顔で、こっちを見ている。




起きてたなら助けろよーーーーー




ユウヤを無視して私は体育館を出た。






そしてここで、ダッシュ。


みんなから体が完全に見えなくなったところで、ものすごい速さで走った。



周りにいた先生はいきなりのことに、全く付いていけてない。そんな先生を、見もせず自分の教室へと走った。



ここで黙って職員室へ行き、怒られるような奴じゃない。それならいっそ、帰ってやるつもり。



足には自信ある私は、思った以上に軽快に自分のクラスへと向かえた。