今までやったことのない、不良少女を演じるのは楽しい。もう、アユミの肩を持ってたのがどこかに飛んで行くぐらい。
私は自分の席を立ち、出口の方へと向かった。
立ち上がった瞬間気付いた。
全生徒が、私を見ていた。仲のいい子は、まじかよ・・・の顔。ユウコみたいな悪仲間は、笑ってるし。
もう、引き返せないと確信した。
堂々と出口へ向かって歩いていると、出口にはもう何人かの先行が怒った顔と、困惑した顔を作りながらそこにいる。
すると「お前よくやるなー」と、後ろから声がすると思い振り向けば、いつからか起きていたユウヤがニコニコした顔で、こっちを見ている。
起きてたなら助けろよーーーーー
ユウヤを無視して私は体育館を出た。
そしてここで、ダッシュ。
みんなから体が完全に見えなくなったところで、ものすごい速さで走った。
周りにいた先生はいきなりのことに、全く付いていけてない。そんな先生を、見もせず自分の教室へと走った。
ここで黙って職員室へ行き、怒られるような奴じゃない。それならいっそ、帰ってやるつもり。
足には自信ある私は、思った以上に軽快に自分のクラスへと向かえた。


