具合悪いと言われたユミって子は本当に具合悪そうで、早く横になりたいような感じだった。
「おう、そうか。先生が保健室に連れていくから、お前は座ってていいぞ」
アユミに話かけた先生のほかに、若くて力のありそうな先生も寄ってきユミって子は、フラフラになりながら連れて行かれた。
こんなにも長い説教を聞かされてたら、具合悪くもなるよ。
それに確かユミって子が、こうやって運ばれて行くのは初めてじゃないし。
前にも貧血で、倒れそうになってたような記憶がどこかにあったなぁ。
これで、沢村の説教も早く終わるだとうと思ってた。具合悪い人々が出てるんだし。
いい加減いくらアユミの優しさに関心してたって、こっちのイライラも限界だし。
けど、その後に沢村の口から出た言葉に絶句した。多分ここにいるすべての人を、驚かせた。
「ったく、これぐらいで具合悪くなってどうすんだよーーーー」
長い説教に寝そうになってた人も、目が覚めたと思う。ついでに、寝てるユウヤも起きるんじゃないかというぐらい。
そろそろ切り上げるか、心配する言葉が出てくると思っていたらこのザマ。
まじかよ。
こいつどんだけ最低なん?
いい加減先生も止めろよ。
いくら学年主任たって、これはないでしょう。
「佐々木も、具合悪いのを人に言わせるなんて常識として考えられない」


