そう思い文句を言い続ける沢村の目を見計らい、男子の方を見ると撃沈した。
今日に限って不良少年君たちは、学校に来てないみたいだ。
久し振りに学校にご登場し、今まで数々の沢村との戦いを制してきたユウヤというと、口を開けて爆睡中。
なんとも使えない野郎だ。
もう、永遠と説教を聞くしか手段は残っていないことにもイライラした。
早くしろやーーーーーー。
と思ってた、そのとき。
「すいません!!」
怒鳴り声しか聞こえない体育館に、小さな声が響いた。
こんな状況で喋るなんてチャレンジャーは、目立つ。みんなの視線を浴びている先を見ると、そこには他のクラスだけど普通に仲のいい女の子がいた。
名前はアユミ。
優しくていい子。何回か遊んだこともある。
けど、割と大人しい子でこんなときに反抗する子じゃないのに。
視線を浴びるアユミに近くにいた先生が話かける。
「どうした?佐々木」
「あの、ユミが具合悪いみたいで・・・」
心配そうな声で近くにいた先生に話かけるアユミは、隣に座っているユミに視線を向けた。
あぁ、そうゆうことね。
ユミって子が具合悪くて、それを先生に教えて保健室に連れて行きたかったのか。
この状況で勇気を出して、「すいません」を言ったアユミは優しい過ぎる。


