背中。 壱 (更新中)



そう思い文句を言い続ける沢村の目を見計らい、男子の方を見ると撃沈した。



今日に限って不良少年君たちは、学校に来てないみたいだ。


久し振りに学校にご登場し、今まで数々の沢村との戦いを制してきたユウヤというと、口を開けて爆睡中。



なんとも使えない野郎だ。


もう、永遠と説教を聞くしか手段は残っていないことにもイライラした。




早くしろやーーーーーー。


と思ってた、そのとき。



「すいません!!」



怒鳴り声しか聞こえない体育館に、小さな声が響いた。



こんな状況で喋るなんてチャレンジャーは、目立つ。みんなの視線を浴びている先を見ると、そこには他のクラスだけど普通に仲のいい女の子がいた。



名前はアユミ。

優しくていい子。何回か遊んだこともある。


けど、割と大人しい子でこんなときに反抗する子じゃないのに。



視線を浴びるアユミに近くにいた先生が話かける。



「どうした?佐々木」



「あの、ユミが具合悪いみたいで・・・」



心配そうな声で近くにいた先生に話かけるアユミは、隣に座っているユミに視線を向けた。


あぁ、そうゆうことね。


ユミって子が具合悪くて、それを先生に教えて保健室に連れて行きたかったのか。



この状況で勇気を出して、「すいません」を言ったアユミは優しい過ぎる。