でも、あの路地裏で私なんかに話かけるって事は知り合いなのかな?

私の中の知り合いのデータを探っても
短い髪の金髪はいなかった。

だとしたらやっぱり単なる正義感の強い人とでしか私の中で、収めさせることにしか
できなくなる……。


そんな事を思ってるうちにダイの
家のすぐ近くまで来ていた。


いつもこの辺りから早足になる。

………すぐにでもダイに会いたいんだよね。
こんな時間に泊めてっていう私に
優しく迎えいれてくれるダイを
私は一生離せないんだーーー。


一軒の小さな綺麗とは言えない
アパートが見えた。


そこに住んでいる住人のような手つきで1階のはじの部屋のインターホンを押す。