背中。 壱 (更新中)


ふと、周りを見渡すと20人くらいの
男女がそれぞれ話したり
酒飲んだりとそれぞれの時間を
過ごしていた。

12月の夜はもう寒い。

ミニスカートから出る足が
冷たくて手で温めた。

ふと誰かが
「11時だし帰るわ。」と言った。
その流れでみんなかえる雰囲気になったから私も帰ることにした……


それぞれが帰る仕度をする中
私はある人に電話を掛けた。

ーーーー出て……お願い。

「……………もしもし?」

出てくれた。
こんなことで私は今日の行き先が決まるからドキドキする。

「もしもし?ダイ?起きてた?」
「全然起きてるけど、サクラこそこんな時間にどうしたの?」

電話の向こうのダイは嫌な声でわなく
優しい声だ。