ーーーーーーー 「サクラ?戻ってから元気ないよ?大丈夫?」 目をうるうるさせながら ユウコは私に問う。 「……大丈夫だよ?私が元気ないって世界が滅びるぐらいだから」 「それは困るわ!!」 いつもみたいなやりとり。 そうだよね。 いつもみたいに明るいサクラで いなきゃね? ーーーはぁー ため息ばっかり出た。 周りの子はみんなこの 広い空き地でしゃがみ込んで 喋っている。 それは男だったりーーー 女だったりーー ここにくるのは中学生だけだから みんなある程度顔見知りだ。