体の細胞の全てがざわめく、そして拒否をする。 彼女を思い出すことを、拒否する――…。 けれど、どんなに体が拒絶をしようが、どんどん鮮明に色鮮やかに思い出されていく記憶。 “「春様」” そうだった何故俺は忘れていたんだ? 「春様」と呼ぶあの声の主を、彼女を俺はずっと――…。 愛していたというのに。