――気が付いたら、先輩と一緒にいる事を、楽しいと思ってる…。



「美羽ちゃ~ん!」



「優花ちゃん!あれ?外に出て大丈夫なの?」


「大丈夫よ。別に、安静にしなきゃいけない訳じゃないから」



「ホント?」



笑顔で頷く優花ちゃんに、先輩が制服の上着をかける。


「夕方は冷えるから」


「ありがとう…。リュウちゃん」