もう、奈々子ってば、勝手に喋るんだから。 「そうよ。だから、何?陸には関係ないでしょ?」 「だってお前、放課後とか、全部生徒会に取られるんだぞ?」 「分かってるよ。それでも、いいもん」 そうすれば、龍之介先輩と、一緒にいられる。 そう! 生徒会に入る事こそ、あたしの野望。 一年生の頃からの、目標だったんだから。