すると、先輩は、あたしをチラっと見ただけで、無視して通り過ぎてしまった。 何あれ!? 「龍之介先輩って、やっぱりクールなのね」 「奈々子!?」 いつの間に、後ろにいたのよ? 「はあ?クール?ただ、感じ悪いだけじゃない」 「そんな事ないよ。やたらと、媚び売る男より素敵」 奈々子の目は、ハートになってる。 こうやって、みんな騙されるんだ。 「あっ、でも一つだけ、変な噂聞いた事あるかも」