ケラケラ笑う先輩。


「オレ、美羽ちゃんを、ずっと好きだったんだ~」


「え…?」



そんなの、全然気が付かなかったよ。


「やめてください!あたしは、先輩なんか好きじゃない!」



羽田先輩って、見た目と違って、案外力が強いみたい。



どんなに離れようとしても、離れられなかった。


「ねえ、早くキスしようよ?」


「キス!?」


無理矢理、先輩の方に体を向けられて、顔が近づいてきた。



「いや~!」


こんなの、嫌よ~。