「本当に?じゃあ、こっちよろしく」


「はぁい」


そう言って、先輩の前に立った時だった。


「美羽ちゃん!」


先輩が後ろから、抱きしめてきた。



「先輩!?離してください!」


嫌!何なの?



「ねえ、彼氏なんかと別れて、オレと付き合おう」


先輩の息が、耳にかかって、本当に気持ち悪い。


「いや~!やめて!」


「叫んでも無駄だよ~。放課後で人いないし、ここ離れだから」