「あれ?美羽ちゃん」


「羽田先輩!?」



教室にいたのは、龍之介先輩じゃなくて、羽田先輩だった。



「先輩、どうしたんですか?」


珍しい。


生徒会以外の日に、ここにいる事ないのに。



「うん。ちょっと資料探しにね。あっ、美羽ちゃんドア閉めて?」


「はい」


へぇ~、先輩ってホント真面目だなぁ。



「あの、あたしも手伝いますよ?」