バンッ──。


「翔兄お帰り、って顔こわっ!!」




帰るなり俺は涼也を無視して部屋に行った。



はぁ…。


なにやってんだよ、俺って。







あの時唯と会ったとき、すげぇびっくりして心臓止まるかと思った。



そのあと唯と目が合ったとたんに心臓がドキドキした。



体も熱くなって、唯から目をそらさずにいられなかった。