「唯ちゃん。」 ふとした瞬間、名前を呼ばれたから振り返った。 「恭ちゃ……恭也さん。」 「ぷっ、そんなに唯ちゃんはあのゲームが好きなんだね(笑)」 「……すみません。」 「謝ることないよ、謝るのはこっち。今日は翔也が悪かったな。」 「いぇ、あたしが悪いんです。」