渡された大量のプリントを持って職員室に向かう。 1人で廊下を歩いていると、ふとした瞬間─。 見覚えのある人を階段の影に見た。 「んっ、いまの人って…。まさかね、恭ちゃんがいるわけないよ。」 あたしは何もなかったようにまた歩きだした。