恭也さんはとてもかっこよくて優しくて、まさにあたしの理想であり、大好きな恭そのものだった。 だからあたしは初めて会ったときから、恭也さんが好きだった。 でもそれはあくまでも二次元での理想を三次元の人に重ねていたにすぎない。 恭也さんを好きでいる自分を理想としていた。 好きだと思い込んで、決め付けていた。