何だかんだ言いながら、仲が良いのも事実だ。 晩御飯は絶対一緒に食べるし、買い物だって一緒に行く。 あたしの愚痴や、恋愛の話…結局何もかも母ちゃんには話してしまう。 「今日の晩御飯、何にしようねえ…響鼓、何か食べたいものある??」 「何でもいいよー。」 「それが一番困るのに…」 母ちゃんと二人の生活が始まったのは、あたしが中学に上がった夏の事だった。