「ねぇ、あれって…響くんと夕ちゃんじゃなぃ?」 「えっ?……ホントだ」 バイト先の裏口から藤崎響と夕陽が二人同時に姿を現した たまたま同じに出て来た?いや、確か藤崎響より夕陽の方が上がるの遅かったはず わざわざあいつが夕陽のバイトが終わるのを待ってたって事? てことはあの2人… 「すでに付き合ってるのかなぁ?」 雛がぽつりとつぶやいた ……。 雛のその言葉が私の胸にズンと響いた