「いーぃ?まずゎ雛が響くんに好きな人がいるかどぅかさりげな~く聞くから真梨奈ちゃんゎさりげな~く夕ちゃんの良い所を言うんだよぉ?」




「う~ん…ちょっと不安だから練習していい?」


バイトが終わった私たちは夕陽の恋を応援?するための第一歩として藤崎響への接触を試みる所



ま、一言で言うとあいつの出待ちしてる訳よね



「練習っているの~?じゃあ、雛が響くんだと思って話し掛けてみて」



「そっ、そーいえばさぁ!夕陽って美人で落ち着いててしっかりしてて料理上手くてえーと、大人でしっかりしててえーと、えーと、「ちょっ、真梨奈ちゃんすとぉ~っぷ!!全然さりげなくないし!しかもしっかりしてるって2回言ってるし!ダメダメだよぉ~」



「あ、あれれ?やっぱり私には無理だよ…」


しかもあいつの出待ちしてる時点でさりげなくなんて無理なんじゃない?とか思うんだけど




「あっ!響くん来たよ~!」


「えっちょっ、まださりげなく出来ないんだけど!」



すると雛が足を止めた