真緒
俺の携帯がけたたましく鳴っている。
出ようとするが扉をあける皐月の姿が見えてすぐに電源を切って枕の下へ入れる。
大丈夫かと声をかけてくる皐月。
「……ありがとうな」
「どうですか?気分……?」
気分か……
最高やよな。純血の血が手に入ったんやから。
「……」
王族のな。
皐月は扉を閉めてリビングに戻ると、俺はすぐに携帯の電源を入れた。
景ちゃんからの着信。
すぐにかけ直す。
「?……なんや……?ああ……大丈夫や……手に入れた」
翌日。剣さんの声であたしは目を覚ました。
真緒さんの部屋には誰もいなかった。
「……一体……どこに……」
「……」
「?」
剣さんはため息をついた。
「やっぱりダメやったんや……」
「……」
蓮と同じようにベッドのシーツには血溜まりが出来ていた。
窓ガラスは大きく割れて粉々。
同じように連れ去られたとしか考えられなかった。
俺の携帯がけたたましく鳴っている。
出ようとするが扉をあける皐月の姿が見えてすぐに電源を切って枕の下へ入れる。
大丈夫かと声をかけてくる皐月。
「……ありがとうな」
「どうですか?気分……?」
気分か……
最高やよな。純血の血が手に入ったんやから。
「……」
王族のな。
皐月は扉を閉めてリビングに戻ると、俺はすぐに携帯の電源を入れた。
景ちゃんからの着信。
すぐにかけ直す。
「?……なんや……?ああ……大丈夫や……手に入れた」
翌日。剣さんの声であたしは目を覚ました。
真緒さんの部屋には誰もいなかった。
「……一体……どこに……」
「……」
「?」
剣さんはため息をついた。
「やっぱりダメやったんや……」
「……」
蓮と同じようにベッドのシーツには血溜まりが出来ていた。
窓ガラスは大きく割れて粉々。
同じように連れ去られたとしか考えられなかった。