「………あのっ、副会長…」 息切れしながらも、話しかけてくる彼女。 「……これ、落としてましたよ。副会長の、ですよね……?」 そう言われて渡されたのは、俺が探していた写真だった。 「……えっと…、届けてくれてありがとう。これ、探してたんだよ」 いつものようにニコリと笑う俺。 でも…いつもだったら、ここで大半は、照れるように笑うのに……。 彼女は… 「………っ!!!」 なんだか………嫌そうな顔に見えた。