8月中旬

『みんな楽しんでるかぁーーっ!?』

和先輩がマイクを使って叫ぶ。

入学して4ヶ月程たった。
ぃま俺等サッカー部は
県大会予選を明日に控えてるのだが
今日は早く練習を切り上げ
なぜか都内のカラオケBOXにぃる。

なんか・・・激励会??とか
なんとか言ってたな・・。

和先輩の隣には
ちょこんとマネージャー(瑠依先輩)
が座っている。

俺の隣は・・・
仁先輩だ。

仁先輩は酒を飲んだらしく
軽く酔っ払ってぃる。
しかも、酒のせいだろーけど
ゃたら絡んでくる。ハッキリ言って
気色わりぃな・・・

そんなこと思ってたら
仁先輩が急に喋らなくなった。
不思議に思ってみてみると・・・

『寝てっし・・・(笑』

俺にもたれ掛かってるし。
ヤローにもたれ掛かられても
嬉しくねぇーっ!!!

退かそうと思って
ひっぱると仁先輩は俺にひっついて
離れる気配がない。

『はぁ・・・・。』

深くため息をつくと
パタパタとマネージャーが近寄ってきた。

『どしたぁ??・・・
 んん?!仁くん、寝ちゃってるね。』

『・・・ぁー。はぃ。
 ひっついて取れないんッスょ。』

むむむっ・・・と考え始めるマネージャー
何をするのかと思いきや
急にこぶしをぽんっと叩き

仁先輩の耳元に近づいた。

そして
『せーんぱぃ♪かぁーゎぃぃ女の子が
 先輩を呼んでますよー♪!!』

と耳元で囁いた。

そんなんで起きる訳が・・・

「どこゃっ!!!かゎぇぇぉねーちゃん!!」

起きたし・・・・・