「面白かったー」
「久しぶりに本気になってたよね。湊」
「な、なってねーよ。それなら美桜だって大人気なかったじゃねーか」
「まあまあ二人共」



このままだと喧嘩に発展しそうな気がする。あいは二人を落ち着き始めようとした。







「ん?」
「どーした、あい?」
「ううん。なんでもない」










とある桜の木が光って見えた。
けれど、それは一瞬で、夕明けだったこともあり気のせいなのだと思い込んだ。










けれど、その光がタイムスリップのきっかけになるなんて思いもしなかったんだ──