私達は、隣どうし忘れているので、
どうしようかと相談が続いていた。

「ノンちゃんの隣は??」

「隣に聞いたら先生に忘れた事バレるじゃん・・・。」

「そっか・・・。
じゃあ後ろの子達は??」

「お前自分で聞いてよ。」

「だって話した事ないもん!!緊張するじゃん・・・。」

「そっか・・・。
じゃあ一緒に聞いてみようよ。」

(せーの!!)2人で一緒に後ろを向いた。

(・・・。)すぐに前を向き直した。

「後ろも1人しか持ってなかったね。」

「・・・前は??」

(・・・ツンツン。・・・ツンツン。)
先生にバレないように前の子達の背中を鉛筆で突いてみたのだが、すごい剣幕で睨まれただけだった。

「もう・・・どんすんだよぉ~。」
ノンちゃんは少し落ちこんでいた。

(・・・!!)ガサガサ。

「・・・。お前何やってんの??」

私はノンちゃんに満面の笑みを浮かべこう一言呟いた。

「ウチって天才!!」