藍莉は、トリックスターズは自分のモノになると発言している。 それは上手くゼンに取り入ろうとしているからだ。 目的はわからねーけど、俺も利用しようとしている。 でも、無理があるだろ? 下手すると逮捕もんの事をやってるんだぜ? 「藍莉、俺たちは遊んでるわけじゃない」 藍莉はシャンパンを一気に飲み干した。丸い瞳にうっすらと涙がたまる。 「私だって! 遊んでるわけじゃない!」 キッと俺を睨みつけ、強烈な怒りをあらわにした態度。