「どう? この体気に入ったでしょう。よく誉められるの。
抱いてみれば、もっと気に入ってくれると思うけど……そっちもよく誉められるから」
「えっ? わーっ! ちょっと待てよ!」
女がヒラリと俺に股がる。
すげーっ!
絶景世界遺産もびっくり!
男なら誰もが喜ぶ展開に、誉め言葉を並べたくなるような下からの景色。
ゴクリと唾を飲み込んだ。
って違うだろ!
しっかりしろ淳一!!
お前には、李花って彼女がいるし!
こんなわけのわからねー船の上で、わけのわからねー女に迫られるって事態は普通じゃないだろ。
ダメだ。ダメだ。その気になるな俺。



