Tricksters2ッ



「今、休憩時間」


 善太郎は、淳一くんの目を気にせず私にキスをする。

 これは多分、邪魔されたことに対する当て付けだ。



「わっ! わかったよ! なんだよ、こっちのネクタイしたいから一時間でクリーニングして来いとか無茶言って! ここに置いとくからな! 代金二割増しで請求するからなエロ所長!」

 淳一は乱暴にドアを閉めると、足早に所長室から出て行ってしまった。




「さてと……」



 善太郎は、私を後ろから抱き締めなおすと自分もソファーに横になった。



「先ずは、睡眠。俺、マジ眠い」


「うん」



「所長命令、俺が起きるまで腕から抜け出すな」



「はい」



 騙されてるんだと思う。


 私の人生、この男のせいでめちゃくちゃだ。



 でも、この暖かい腕を信じてみよう。


 私は、彼が大好きだから……

 もっと、私を想って……





おまけSS
•ローズマリーを君に•
おしまい